2008年8月31日日曜日

那須旅行3: 南が丘牧場


日曜日、起きると雨は上がっていました。夏の終わりには夜に雨が降るのかしら。今日は早めに東京に帰るつもりだったので、朝ご飯も食べずに片付けやそうじをして、帰り際に近くの南が丘牧場に寄りました。ここは観光牧場で、無料で入場できて乳製品やら加工肉やら、いろんなおみやげを買えるのです。もちろん、牛や馬やロバや羊や…ウサギや……ニジマスや………チョウザメまでいます。…チョウザメ? あんまり見て楽しいものではありませんでした。灰色だし。
くつろぐ牛やコスモスを見て、ペロシキ(ピロシキのこと)と牛乳で軽く食事を済ませました。


買い物をして、さあ帰るぞ、と思ったときに気づいたカレーライスパン。すっごく気になったのですが、ちょうど売り切れのようで実物は確認できませんでした。カレーパンじゃなくて、カレーライスが入ったパンなのかなあ。今でも気になってます。来年確認するしか…。

2008年8月30日土曜日

那須旅行2: 清流の里、大丸温泉、ワイン


昨晩遅くまで飲んでいたので寝坊した土曜日、起きてみるといいお天気だったので、とりあえずお昼を食べに行きました。おそばが食べたいという要望にこたえて、清流の里という釣り堀兼レストランのお店へ。ああ、釣り堀に人がいっぱいいます。ここでニジマスを釣って食べるというのも一つの手だなあ。
横のレストランに入り、私はおすすめのけんちんうどんにしました。おそばの人もいました。気軽なお店の雰囲気以上に味はきちんとしていて、けっこういいかもしれません。

食後、那須岳の上の方まで足を伸ばして、大丸温泉に入りました。ここは温泉の川をせきとめて湯船にしているという、とっても風情のある温泉旅館です。ところが、お風呂に入っている間に雨が降ってきました。お湯から上がってみんなで相談し、今日はもう外で火をつかうのは無理なので、昨日の残りで済ませてしまおうと決めました。とりあえず帰り道にまた昨日の酒屋でお酒の追加。


それから、パンを食べたいというリクエストがあったので、那須街道沿いのパン香房ベル・フルールでそれぞれ好きなものを買い込みました。ここは、パンやお菓子のイートインスペースがあります。ソフトクリームが食べたくなって、ちょっとのんびり。その後は戻って、部屋でマンガを読んだり音楽を聴いたりしてまったり。


今日は昨日作った燻製やパンなどで飲みます。野菜などはたくさん残っていたのでサラダなども作って。ワインはうちから持ってきた適当なボルドーの赤。
 ・Chateau Sainte Barbe 2004
雨が強くて那須高原はけっこう寒かったです。でも、のんびりできてけっこうリフレッシュはできたかな。来年はもっといっぱい燻製したいなあ。そのうち石窯オーブンも作りたい…と夢はふくらむばかりなのでした。

2008年8月29日金曜日

那須旅行: 瑞穂蔵/燻製で飲み!

夏が終わるというのにどこにも行ってないじゃないか、と気づいた我々。今年は那須で燻製にはげむ予定だったのに!というわけで、急遽hさんとiくんと一緒に那須に出かけました。でも木曜日の深夜に到着したころには雨でした。とりあえず着くなり居間で酒盛りを始めた人たちをそのままに私は別室で就寝。朝起きてみると雨が上がっていて…居間の窓にてるてる坊主がいっぱいぶらさがってました。てるてる坊主って、効くんだ…


さて、朝一番に瑞穂蔵にやってきました。こちらでブランチです。お釜で炊いたご飯めあてに以前から通っていますが、今年から広縁を作ったようでさらに居心地がよくなっていました。


単品のおかずメニューができていたので、3品とも注文。中でもかぼちゃとあずきを炊いたものがおいしかったです。それから、いつも通りの田舎膳。ごはんはおこげつき。やむやむ。


おなか一杯になったら、午後の燻製に向けて黒磯まで下って買い物です。燻製の材料以外にも、やなで生きのいいあゆを仕入れたり、たき火でパエリアをする材料や肉などを買い込んで準備万端。
帰り道に、今度は那須湯本まで上って、鹿の湯で温泉をまんきつ。おふろでリフレッシュしてうおーーっと伸びているiくん。帰り道に湯本の入り口にある地酒充実の酒屋で日本酒だのビールだのを買い込んで帰りました。
戻ってから、男性陣は燻製やたき火に精を出し、私は焼き物の下ごしらえやパエリアの準備にいそがしく働いて、うすぐらくなってきたころからバーベキューを始めました。ビールを飲んで、魚を食べて、肉を食べて、パエリアがそろそろできあがるころには真っ暗になっていました。今回はランプの準備もなかったので室内に退散です。


部屋に入ってからも宴会は続きます。輸入ビールもとても充実しているお店だったので、片っ端からビールをためし、旭興のおりざけを飲み、つまみにはやっぱり酒屋さんで買った自家製のきゃらぶきやら、谷中しょうがやら。


燻製は本来はしばらくおいて味を落ち着かせた方がおいしいのですが、つい手が出てしまいます。今回はわりと気楽なものが多くて、スペアリブ、練り物類といったところ。茄子としいたけはバーベキューの残りです。


2008年8月23日土曜日

日本酒: 日置桜でブレンド選手権


二升ガールズ第7回集会ということで、日置桜でブレンド選手権の会がありました。ダンディ山根社長の「山笑ふ」(山根社長のブレンド酒シリーズ)に挑戦しよう、という趣旨のもと、厳選なるあみだくじで選ばれた3組のブレンダーたちが早めに集まって日置桜のお酒5種類の中から自由にブレンド酒を作り、その後会の中で皆さんに味見してもらうというイベントでした。運良く私もブレンダーの一員となれたので、日本酒のブレンドに挑戦させてもらえましたー。
さて、メスシリンダーと立ち並ぶ1升瓶を前にブレンドを始めたものの、けっこう難しいものですね。ひとつずつ利き酒をして「うん、これで行こう」と思って作ってみると、ねらった味とは違う結果になっているという。その中で、なんとか自分の好きなイメージのお酒を、きれいな割合のブレンドで作れたので、満足。ブレンドのサンプルがもったいなかったので、自分できれいに(お腹の中に)片付けたら、会が始まる前にだいぶごきげんになってしまいました。うーん、しあわせー。
そして、夏なのでやっぱりドレスコードは浴衣。ダンディ山根社長みずから大人になってから着たことがないという浴衣で登場、よく似合っていらっしゃいましたよ〜。今回は男子部にも浴衣の参加者がいて、これがまたあまりによく似合っているのでワカダンナというあだながついてました。今後もがんばってくださいませ。


いつも通り、おいしい酒においしい料理。私はどうも巻き貝のキモを出すのがとてもへたらしく、失敗しては「むいてー」とお願いしてワカダンナに殻をパリパリと割ってキモを出してもらっておりました。ありがとうございました。

ブレンド選手権ですが、18BY山田錦八割搗き純米を効果的に使った大人っぽい味の1番と、強力にこだわったやさしい味の3番にはさまれて、私の作った2番(彩鏡/あやかがみです。決してさいきょうではありません…^^;)は、熟成酒を利かせつつも骨太のごっつい酒でした。ブレンド比率は
 ・19BY 玉栄 六割搗き純米原酒 60%
 ・19BY 強力 純米吟醸原酒 20%
 ・5BY 玉栄 純米「時の極」 20%
と、時の極の熟成感を大事にしつつ、キレのある酒をめざした感じ? いや、そんなしっかり考えて作ったわけではなく、「これは好き」と思っただけなんです、ゴメンナサイ。ダンディ山根社長にもけっこう気に入っていただいて、ごほうびに日置桜限定Tシャツもいただいて、記念写真も撮って、心底ハッピー。このころから、私の口癖は「蔵の子になりたい…」になりました。ああ、酒とたわむれて生きるなんて、なんて幸せ。寒そうだけど…。
おまけ。本日の着物は私の夏の定番となりつつある絹紅梅をえりつきで着ております。襦袢と重ねているのにこっちのが前回の浴衣より涼しいってどういうこと。

2008年8月22日金曜日

wine: 手打ちパスタで

今日も手打ちパスタを作りました。今度は厚めに細めに。たしか、厚みが3で幅が3mmかな。かなり軽い感じにできました。バットには打ち粉をふらずに、切ったパスタに多めに打ち粉をまぶしてあまったぶんをはたきおとしてからバットに入れるのがいいみたいです。今日はクリームベースにスモークサーモンのソースにしました。おいしーい。
ところで、普通手打ちパスタはゆで時間が短く、2,3分と書いてあることが多いのですが、うちのパスタはなぜかもっと時間がかかるそうです(ゆで方担当いわく)。なぜなのかは不明。

白ワインを合わせました。
 Chateau Haut Philippen 2006


2008年8月10日日曜日

whisky, wine, その他: 富士御殿場蒸留所/tono; 4122


山中湖からの帰り道、楽しみにしていたキリンディスティラリー富士御殿場蒸留所に寄りました。見学コースは撮影不可でしたが、なんだかかなり工場チックな感じでした。蒸留所に来て瓶詰めコンベアの見学すると思ってなかったよ(笑)。なんだかビール工場の工場見学に似ていました。最後の試飲は3種類ぐらい好きなだけいただける方式でした。ええと、シングルモルトもいただいたのですが、あんまりおもしろみのない、ロックなんかで飲むイメージで作っているような気のするお酒でした。ちょっと残念…やっぱりサントリーの山崎とか行ってみたいかも…。


帰宅して、なぜか夜も外食。友達のまゆっちと合流して3人でtono; 4122へ行きました。今日はアメリカのワシントンワイン。
 Steak House 2006
コロンビア・ヴァレーにあるThe Magnificent Wineのカベルネ・ソーヴィニョンです。肉にあうからこの名前だそうです。ちなみにHouse Wineというラインもあります。もう、このラベルだけでほれちゃうのに、味もなかなかでした。 


ワインがおいしいと食も進みます。カポナータ、たこのソテーガリシア風、お魚のグリル(なんだかわすれました)、スカンピのパスタトマトクリームソース、若鶏の香草焼き。どれもおいしくいただきました。


食後はデザートならぬ食後酒でしめ。シェフ自ら紹介してくれます。yuoはグラッパ La cappuccina。私はたまにはちょっと甘めにしてシェリーブランデーLuiss Felipe。普通のブランデーはぶどうの甘みがきつくてあまり得意ではないのですが、こちらは干しぶどうっぽくてけっこう好きかも。まゆっちはワシントンCharles Smith Winesのリースリングワイン、
 Kungfu Girl 2008
です。さわやかな甘みがいいです…が、このカンフーガール、作り手のイメージとしては日本人らしいんですよね。その証拠に裏のラベルにはご飯茶碗が。これもコロンビア・ヴァレーです。その辺ってのりのいい人がたくさん住んでいるのかしら…。

2008年8月9日土曜日

山中湖2: 富士ビューホテルとエクシブ山中湖


山中湖2日目は荒れ模様の空でした。まあ、骨休めに来たんだしね、と我々はまずのんびりと朝食に。今朝は和食の朝ご飯でした。こちらのお店には天ぷらカウンターに野菜ソムリエの板前さんがいらして、自ら野菜の買い付けに農家まで足を運んでいるということでした。朝もその場で作りたての卵焼きとおひたしが出てきて、ヘルシーでおいしいごはんでした。その後野菜ソムリエ氏にいろいろ野菜の選び方や調理法なども教わって朝から頭にも栄養。

さて、1日部屋でごろごろしているわけにもいかないし、どこかへ行こうかと車でホテルを出て、とりあえず河口湖へ向かってみました。道中、ファナックの工場がたくさん並んでいて、危うく自分までファナックイエローに染まるんじゃないかというほどの勢いでした。yuoがコマツイエローとはまたちょっと違うんだ、なんてミニ知識を披露したりして。なんでそんなこと知ってるんですか?
しかし、走っている間に天気はどんどん悪くなり、台風かと思うほどの風と雨になりました。雨宿りを兼ねて富士ビューホテルに駆け込みました。父によれば、ここのビーフカレーはとてもおいしいとか。でも朝ご飯がまだ消化しきれいていない母と私はサンドウィッチにしました。このBLTサンド、さすがホテルクオリティで美味でした。


その後、この雨じゃどうしようもないね、とまっすぐ山中湖へ戻り、近くの酒屋で晩酌用のワインを買って戻ると…雨も風も不思議にやんで、富士山がきれいに見えました。なにそれ。

今日の夕食は和食の花木鳥で。しかし、どうしてこういう和食どころって冷酒ばっかりなんですかね。まあ、今は夏だからというせいもあるのでしょうが。吟醸系ばかりだし。ひやや燗は本醸造ばっかりだし。食事中心だから酒が邪魔をしないようにさっぱりとした酒を選ぶ、という話も聞いたことがありますが、せっかく飲むんだったら食と酒のマリアージュを追求して相乗効果をねらってくれる方が私のような客としてはうれしいけどなあ。私には選びにくい酒リストから、せっかくなら地元のお酒を、というわけで、春鶯囀 夏のなまざけ(純米生酒)にしました。ええと、うーん印象がない。つめたーく冷えていたし、けっこう濾過されている感じでした。その後、食事の後の方でお酒を少し追加したかったので、春鹿 超辛口純米酒。小さいサイズの純米酒がこれしかなかったので。ええと、おやじ酒でした。これは正直失敗でした。


お料理は、たいへんたいへんおいしゅうございました。最後にちょっと中華風の味付けをした煮込みが出てきたのですが、それが秀逸でした。…ああ、燗酒が飲みたい味だよう…。


その後、部屋に帰って二の岡フーヅの生で食べられるベーコンに甲州ワインを合わせてみました。初めて見るぶどう品種だったのでアジロンダックというのを買ってみたのですが、けっこうどっしりした甘口で口に合わず残念でした。甘口ワインが好きな人にはとってもお買い得ないいワインだと思うんですが。テレビでは北京オリンピック開会式が流れていて、民族衣装の好きな私は入場行進にはまって最後まで一人で見ておりました。アフリカやラテン系の国っていいですよね。今年は日本もまあまあだったけど、ぜひ着物でやってほしいなあと思いました。洋服じゃヨーロッパ人種に絶対見劣りするし、袴をつければぴしっとした感じもでていいと思うのだけれど。