2009年11月15日日曜日

wine: Novello そして歌舞伎と着物と日本酒の話

歌舞伎座で、忠臣蔵の四、五段目、七段目、十一段目を見てきました。同行者はるみちゃん。歌舞伎の感想などは頭の栄養ブログの方に後で書きます。、チケットがとれなくて3階B席12列6番という、かなり悪い席だったのだけれど、花道のスッポンの上に立つシーンは役者さんの上半身ぐらいは見えてうれしかったです。福助のお軽がかわいくてよかったなあ。
歌舞伎の後は、もうすっかり定番になってしまった三笠会館1階のイタリアンのお店へ。毎月のように入り口のドアを開けてくれるドアマン?のおじさんが休憩だったのかお休みだったのかでいなかったのが、微妙にさびしい。秋っぽいメニューになっていて、エスカルゴとジャガイモのソテーなどがおいしかった。イタリアワインの新酒Novelloは解禁が11月6日ということで何種類か出ていて、モンテプルチアーノ種を使ったものをいただいてみたら、ヌーボーらしいいちごっぽい香りにスパイスっぽさも混じって、味もなかなかしっかりしていて、おいしかったです。「いいボジョレーヌーボー」並みの満足度でした。Novelloってボジョレーヌーボーよりずっと安いんですよね。そう考えると、イベント性を無視したらこっちのがいいかも……。
るみちゃんと2人だと、話題はたいてい日本酒と着物が中心。今日も熱い日本酒談義とかぬるい着物トークとかを楽しみました。内容はオフレコB)

さて、本日は着物でしたが、テーマは昭和の奥様おでかけ編、かな? 紺地に蝶柄の大島に、茶に洋花柄と小豆色の腹合帯をひきぬき結びにして、外では細かいドット柄の薄茶系の柔らかい羽織。象の帯留め。自分なりの渋カワをイメージしました。以前から、昭和前期(戦前)っぽいという指摘は受けてましたが、最近自分でも意識するようになりました。なんていうか、大正ロマンほどいっちゃっているわけでもなく、戦後ほどおとなしくもなく、現代物ほど上品でもない、節度をもちつつ楽しんで自由におしゃれをしている感じが好き。逆に言うと、がんばっても垢抜けなさからは逃げられない感じですが。顔つきや体つきもその辺がなじむみたいだし……^^; 言ってみれば、横溝正史的な方向性です。
次回の着物は来週末のお酒の会の予定。今度はベタベタに戦前の中流の娘さんデート編って感じで銘仙の羽織を主役につくってみたいと思います。ああ着物って楽しい。歌舞伎を見ると、さらに江戸的なものも気になります……というわけで、その次は縞に挑戦したい!

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