2008年12月11日木曜日

石川: まつさき


骨休めに平日をつかって石川県まで行ってきました。宿はいつもの辰口温泉のまつさき旅館。JAISTにおつとめのJくんが仕事のあいまをぬって小松空港まで迎えに来てくれました。ありがとー。
さて、そのままお昼を食べに白山方面に向かいます。やっぱり北陸に来たらおそば食べないとね。今日は唐変木というおそば屋さんにしてみました。初めてですが、Jくんは常連さんなので、おすすめの注文方法も教えてもらえてよかったです。


というのも、こちらのお店は文字通り「そば」を出すお店で、ほかの物はまーったくありません。あ、ビールとお酒と焼酎はあったけど。おそばは、細麺と極太麺の2種類を、つゆとろ(つゆにとろろが入っている)、ざる、おろしのどれかでいただきます。あとは分量を決めるだけ。でも、このシンプルさがかえって「どれを食べよう?」という悩みの種になるわけです。Jくんによれば、1人前はそれほど多くないので、ざるとおろし、または、麺2種類、などで食べ比べるといいですよ、と教えてくれました。で、私は細麺と極太麺のおろしそば2つ、yuoとJくんはやはり麺2種類でざるそば2枚を選びました。おそばは、細い方も太い方もしっかりそばの香りと味がして大満足でした。どちらかというと太い方が好みかな。ざるは1枚ずつ届くのがぜいたくな感じでした。「夜もあるし」とお酒をがまんしたのがちょっと心残り。


その後、宿まで送ってもらってJくんと別れ、早い時間からひたすら旅館でのんびりです。まつさきは温泉も充実しているので、いつも早めに行って何度もお風呂に入ることにしています。最初に通された部屋が、以前ボイラーの音で寝付けなくて夜中に部屋を代えたという曰く付きの部屋(和洋室の広い部屋なんですが)だったので、今回は早めにお願いして別の部屋にしてもらいました。今度の部屋もすっごく広いです。掘りごたつならぬ全自動麻雀卓付きの4畳半もありました(笑)
私はまつさきのお風呂の中でも、夜は女風呂になっている別館のひのきの露天風呂が大好きです。さらにミストサウナもついているので、露天とミストサウナを往復するだけでいつまででも入っていられます。平日で人が少なく、ほとんど貸し切り気分で幸せでした。


お風呂から上がって、お食事をいただきます。お酒は、宿に一番近い蔵、宮本酒造店の純米大吟醸「夢醸」にしました。麹米が山田錦40%、掛米が五百万石50%でした。せっかくだから石川の酒にしよう、たまには吟醸にしよう、純米にしよう、を全部足したらこれになりました。冷たさを保てるすてきな徳利を出してくれたのですが、飲んでみるとけっこう骨格のしっかりした味のあるお酒だったので、実はわりと温度が高めの方がおいしいようです。仲居さんが入れてくれた分を飲み終わった後は瓶から直接いただいちゃいました。料理は、いつもながらどれも新鮮でおいしい〜。器の使い方も「派手な九谷ってこう使うのか」と勉強になります。ここや福喜寿司に行くと、九谷もほしくなっちゃうんだよね…手が出ないけど。


コースの途中で、別注した香箱がにが出ました。わーーーーい。内子たっぷりでした。はっきり言って、これだけでもいいぐらい。私、実はかに肉ってあんまりこだわりがなくて、味噌だの内子だのばかり食べたいのです…そんな人間にとって、香箱がにはほんと夢のカニです。ほわわ。


その場で炊くかに釜飯はとっても美味でしたが、お腹いっぱいだったので1つは夜食用に回してもらいました。ああ、大満足。

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