2009年1月31日土曜日

広島: いぶしぎん


風のつよーい土曜日の朝。そう言えば、以前に帝国ホテルのお茶チケットをもらっていたのでした。よく見ると有効期限が今日まで! というわけで、風をついて出かけました。帝国ホテルのロビーで、ランチ兼用のお茶。チケットではコーヒーや紅茶を注文できました。それにケーキを頼んだら、普通の喫茶店でケーキセット頼むよりも高い値段になったのはなぜ(笑)。私はブルーベリーパイ、yuoはマンゴーだったかな?のムース。ブルーベリーパイは大きくておいしくて、しかも添えられている生クリームがまたそれだけで食べられるような味で、値段だけのことはあるんだなあ、と満足したのでした。たまにはこうやって広いところで座り心地のいいソファに座ってくつろぐのもいいかもしれない。天井はありえないほど高いし。

さて、のんびりくつろいだ後は駅でyuoと別れて羽田空港へ向かいます。実は今日から生まれて初めての広島県訪問2泊3日なのです。初日は広島市で二升ガールズ広島支部の方々と飲み、あとの2日は竹鶴酒造で酒造りの見学をさせていただくという、至福コースです。大好きなお酒がつくられているところをどうしても見たくて、いろいろ勉強させてもらいたくて、無理をお願いしてしまいました^^; たまにはわがまま言ってみるといいことがあるもんだ(あれ、いつもだって?)
飛行機には無事に乗り込んだものの、悪天候故にかなりグロッキー。実はこの旅行の前1週間ほど風邪で寝込んでいた病み上がりだったりして、ずいぶんお酒を飲んでいません。こんなんで今晩だいじょうぶかしら…。へろへろになって広島空港に到着。空港から広島市までは高速バスを利用します。よそではなかなか見ないような気がする赤い瓦屋根の家々などを眺めながら異国(おおげさ)情緒を楽しみつつ、やっぱり「あーバスもやばいー…酔った…」と降りられる時を心待ちにしていただめな私。
広島駅と、今晩の会場いぶしぎんのちょうど間ぐらいにあるホテルにチェックインして、1時間ほど寝ました。観光とかとても無理。起きてから身支度をして、繁華街をぶらぶらと歩いて向かいました。途中で天満屋に寄ってみたり、あれ、無理と言いつつけっこう散歩したのかも。


ついてみると、お店には大勢の方がいらっしゃってました。うわー、二升ガールズ広島ですごくもりあがってるなあ、と思ったのですが、よく見たら島根の蔵元とか島根の酒屋さんとかが混じってたり。そして、唯一知っているはずのるみちゃんは…まだいないよ? でも、よく見たら竹鶴のトシオ専務もいたし、みなさんとってもいい方で暖かく迎えてくださったので、すっかりくつろいで盛り上がってしまいました。るみちゃんが来た頃にはすっかりなじんでたし。飲めないと言ってたのはどの口だ、というほど、なんでもこいで飲んだし。なんだ、お酒を飲めば元気になれるんだ、と気づいた日でした。お店で大事に熟成させていらした扶桑鶴大吟醸も飲んじゃうし。お店で大事に熟成させていらした竹鶴大和雄町12BYも飲んじゃうし。いや、私は出されるがまま飲んでいただけで、注文したのは誰かは知りませんよ(笑) あちらこちら席を移りながらみなさんとお話させていただいて、島根の蔵元をひとりじめしていろいろお話を聞かせていただいて、とっても楽しかったです。いっぱい写真も撮りましたが、スペースの関係もあるので、初対面で大好きになってしまったくりいちごさんとトシオ専務に代表して載っていただきました。


お料理もおまかせでいろいろありましたが、特に広島らしいなと思ったものを。突き出しで出ていたのが、たしかままかりの半生に干した感じのもの。そのままかじります。燗酒にとっても合いました。お刺身の写真右にはちょうざめ(キャビアの親)が。広島で養殖してらっしゃるところがあるんだとか。ちょうざめの刺身や肝なんて初めて食べましたが、川魚のしこしこした感じに脂ものっていて、これはなかなかおいしいです。がんばって広島名物にしていただきたい。それから、きじのタタキ。きじって、実はずいぶんさっぱりした味なんだな、と思いました。そして言わずとしれた牡蠣。この牡蠣の冷製は、火は通っているのですが、いぶした味でもなく、ジューシーで、おかわりしたいおいしさでした。トシオ専務も首をひねっていたから、いぶしぎんマスターの特製だったんですね。また食べに行きたいです。

11時ぐらいまでワイワイ楽しんで、いちおうお開きになったはずだったけど、近くのクラブ(? ママひとりでやっているお店)になだれこんで、結局3時までおしゃべりしてました。ホテルに戻ったら、「お風呂は明日」とバタンキューでした。ああ、長くて楽しい夜だった。広島バンザイ。

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